あん摩マッサージ指圧師のお仕事内容
施術を受けに来た方の様々な症状 (肩こり、腰痛、頭痛など)を、「徒手(あん摩・マッサージ・指圧)」にて解消したり軽減することや介護の分野などでは検査や問診を通して運動機能の回復を図るのがあん摩マッサージ指圧師のお仕事です。
あん摩・マッサージ・指圧師は厚生労働大臣免許を取得していますなので「あんま・マッサージ・指圧師、鍼師、灸師をなどに関する法律」(以後、あはき法)に沿って業務を行わなくてはいけません。
あはき法7条では広告可能な事項が書かれていて看板に書いて良い事項が決められています。
○業務の種類(あんま・マッサージ・指圧業、鍼業、灸業)○施術所の名称・電話番号・所在地の場所を表示する事項
○厚生労働大臣がしているする事項(もみりょうじ・やいと、えつ・小児鍼)○医療保険料用支給申請ができる旨
○施術時間・予約・休日、夜間の施術・出張による施術・駐車設備に関する事項
といった以外は看板には載せれません。
※内容は変わりますが医師も医師法第69条で広告の制限があり、柔道整復師も柔道整復師法第24条で広告の制限があります。
「腰痛、肩こり、頭痛など」といった症状名や経歴が看板に入っている施術所は厚生労働大臣免許のない施術所と言ってよいと思います。来院された方に「先生のところも、看板にいろいろ書けば良いのに。」とよく言われますが書いてはいけないのです。
看板が質素なのはやる気がない訳ではないのです。
信頼できるところか見分ける方法
あん摩・マッサージ・指圧を受ける上で信頼できるかどうかを見分ける方法はほとんどありません。
免許を取得している私でもあん摩・マッサージとリラクゼーション・揉み処の技術的な違いを説明しろと言われても、しっかりとした違いを説明できないのが本当のところです。はじめたばかりのあん摩・マッサージ・指圧師と20年以上民間資格または無資格で施術している施術者を比べたら20年以上施術している民間資格・無資格で施術している人の方が大多数で上手いと思います。施術所探しで国家資格か民間資格などはあまりこだわらなくても良いと思います。
「あん摩・マッサージ・指圧を受けられる場所」で話したように医療費控除をどうしても使いたいのであれば別ですが、そのような考えがなければ、信頼できる人からの紹介で行く施術所が信頼できる施術所の選び方としては1番良いのではないかと思います。また医療費控除のことになってしまいますが「施術の領収証が医療費控除に使えますか?」と聞くのは施術を受ける前にでも答えてもらえる質問です。国家資格・民間資格に関わらず、施術者のその質問に対しての応え方で、あなたがどのように感じるかも信頼ができる目安になるのではないかと思います。私見ですが国家資格であっても民間資格であっても、あなたが納得の行く説明をしてくれる施術者であれば、施術も納得できるのではないのかと考えます。
あなたと施術をする人との相性は施術を受ける上で、とても大切なことだと思います。