双手攀足(両手を足の甲につける)
2つ目の腰痛予防でおススメしたい動作は、練功十八法(背中、腰の動作)『双手攀足(シュアンショウパンズ)』です。
日本語訳は「両手を足の甲につける」
足を合わせて立ち、手のひらを上へ向け下腹部(下丹田)の位置で組みます。
組んだ手を上へと上げて行き、顔の前で回転させて天井を手のひらで押すように上げます。
天井を押し上げたら、手のひらで天井を押し上げた状態で前屈をしていきます。
なるべく遠くを意識して手のひらで押すようにして前屈をしていき、足の甲まで手のひらを持っていきます。
※このとき、手のひらが足の甲に着かないで離れていたとしても、足の甲の上まで手のひらを持っていって下さい。
足の甲まで手のひらを持っていったら組んだ手を離し向かい合わせにして手を垂らしながら、からだを起こしていきます。
この動作は手のひらで押しながら前屈をすることで、背筋の左右のバランスが整い、下肢の後側の筋肉も伸ばされ柔軟性が養われます。
背中の筋肉のバランスが整うことも、下肢の後側の筋肉(ハムストリング・脹脛など)の柔軟性が養われることも腰痛予防に繋がります。
※2つの動作とも1日1回~3回程度で行い、動かして腰が痛いときは無理して行わないようにしてください。