今回の教室は参加者が少なかったものの、さまざまな症状が見られる内容の濃い教室となりました。
首や肩の辛さを訴える方、腰が固く足が思うように動かない方、身体の歪みから腰に不調を感じている方など、
それぞれ状態は異なっていました。
教室はじまりの馬歩では、その症状がはっきりと現れていました。
全体を見て、これらの不調は足の冷えが大きく関係していると考え、
今回はしっかり動かし温めることから教室を進めていきました。
【今回の動作指導】
今回取り組んだ動作は
(2-1)双手托天(シュアンショウトゥオティエン)
日本語では「両手で天を支える」という意味です。
「双手托天」の意味
・双=ふたつ、両方、一対
・手=手、手の動き、動作
・托=ささげ持つ、下から支える
・天=天、空、上、自然、宇宙
●双手
→両手を左右同時に使うことで、身体を左右対称に使い偏りを整える
●托天
→天を突き上げるのではなく、下から”受け止め、支え、持ち上げる”動作
【動作の順序】
G1:両手を顔の前で回転させ、手のひらを天に向けながら持ち上げる。
このとき手の甲の動きを見ながら、視線も自然に上を向けて行く。
G2:顔を正面に向け、手を上げたまま上体を左に曲げてもどす。
G3:もう一度、左に曲げてもどす。
G4:左手を見ながら両腕を左右に開き、手のひらを上に向け、
そのまま自然に垂らして準備姿勢にもどる。
G5~G8:G1~G4の動作を右方向で行う。
〇動作中の感覚
・両手のひらを伸ばすとき、全身が手のひらによって
天に引き上げられるような感覚で、十分に伸ばす。
・上体を左右に曲げる際、前後にねじれないように注意する。
【適応症】
・首、腰のこわばり
・肩肘の関節や脊柱の機能障害
・脊柱側弯など
・胃下垂などの内臓下垂にも有効
【教室での取り組み】
1.スワイショウ・モウバンゴン・丸太推掌を最初に行う
→下半身の充実、下肢の温めと柔軟性を目的とする
2.現在の(2-1)を確認後、パートナーに腰を持ってもらい下半身を固定して(2-1)を行い違いを体感する
→下半身が不安定だと動作の効能が得られないことを実感してもらうため
3.馬歩を7秒掛けて下ろし、7秒掛けて上げたあとに(2-1)の変化を確認(馬歩5セット)
→脚が充実することで、(2-1)双手托天がどう変化するかを見るため
4.站椿功(タントウコウ)で足裏(足底)を感じたあと(2-1)の変化を確認
→足底をどこまで感じられるかが、下半身の充実度のバロメーターであることを知ってもらうため
〇まとめ
今回の参加者の様子を見て、年末はやはり忙しく、普段とは違う疲れ方をしていると感じました。
疲れや歪みが出た身体も土台を整えることで歪みが修正され症状が軽減されて行くようです。
普段の練功の積み重ねが、このようなときに身体に現れてくるのだと、あらためて感じた教室でした。
ブログ記事のアップが年を越してしまいスイマセンでしたm(_ _)m
今年もよろしくお願いします。