11月の~気の体操教室~かしまだ練功クラブ
11月は年末が近づき事務作業も多くなるので、11月はすっかり教室の報告をサボってしまいました。
今回はまとめて11月の教室の報告を上げさせてもらいました。
~11月9日(土)の教室メニュー~
♪練功十八法(前段):音楽を掛けながら
○体のチェック(正座・馬歩):iPadにて撮影
○モウバンゴン(往復10回):馬歩の変化を見る(撮影あり)
○推手(トイショウ):一人で形を練習⇒本間と推手(肩の力が抜けるまで)⇒馬歩の変化を見る(撮影あり)
○足のマッサージ
♪練功十八法(後段):音楽を掛けながら
○(4-3)上下疏通を説明し全員で行う⇒一人一人行い今の動作の上達度を確認する。
○体幹強化3動作を行う:上下疏通の変化を見る。
○左右対角で手の小指・足の小趾の対角線上を伸ばす(他動にて):上下疏通の変化を見る。
○体の変化を見る(馬歩・正座):撮影あり
☆11月9日(土)の教室では練功十八法(4-3)『上下疏通』(シヤンシアシユウトン)に取り組みました。
日本語訳は「腕を上下に動かす」です。
【動作の目的】
腕を上下に動かすとともに、上体をねじり手足の関節と体幹を伸ばして左右のバランスを整えます。
【動作の手順】
○準備姿勢
足幅は閉じてつま先は正面に向け、両手を空拳にして腰に置く
①右手を体の中心から上げて行き空拳を托掌に変えて押し上げる
目は手の動きを追って上を向く
②伸ばしている腕を軸にカラダを90度左にまわす。
③右手を左耳・肩・体側の沿って左足首までなぞるように持って行き
足の甲を拭くようにして右足首の外側で手のひらを正面に向けます。
④上体を起こしながら準備姿勢に戻ります。
※手を左手に変えて同じように動作を行います。
【今回の教室でのポイント】
今回の教室では(4-3)上下疏通をするときに上肢と下肢の関係を意識して行ってみました。
手を上下に動かして行くときにカラダの対角線を伸ばすように意識をして行ってみました。
右手を上げているときは左足の小̪趾から伸ばすように意識して右手を動かし
左手を上げているときは右足の小趾から伸ばすように意識して左手を動かしてもらいました。
カラダを動かすときの殆どは腕と脚(体幹)は対角線(X線上)に使われるので
この対角線を整えることで動きやすさを得るができると考えて指導を進めてみました。
~11月16日(土)の教室メニュー~
♪練功十八法(前段):音楽を掛けながら
○体のチェック(正座・馬歩):iPadにて撮影
○モウバンゴン(往復10回):馬歩の変化を見る(撮影あり)
○背中と壁の間にボールを入れて背骨の上を転がしながら腰ワリ:馬歩の変化を見る(撮影なし)
○推手:一人でカタチを練習してから、2人1組で全員で行う
○足のマッサージ
♪練功十八法(後段):音楽を掛けながら
○(4-4)転体回頭を説明し全員で行う⇒一人一人行い今の動作の上達度を確認する。
※一人一人の動作をチェックするときに脚の動きに注目して動作をチェックする。
○背中と壁の間にボールを入れて内転筋を擦りながら腰ワリ:転体回頭の変化を確認
・1回目の内転筋の擦り方は股関節から膝に向かって擦る:変化をチェック
・2回目の内転筋の擦り方は内転筋というよりは、太腿の内側から外側に向かって擦る:変化をチェック
○体の変化を見る(馬歩・正座):撮影あり
☆11月16日(土)の教室では練功十八法(4-4)『転体回頭』(ズアンテイホエイトウ)に取り組みました。
日本語訳は「体をまわし、後ろを向く」です。
【動作の目的】
足を大きく開き、上体をねじりながら腕を伸ばすことで、四肢関節の機能を強化する
【動作の手順】
○準備姿勢
足幅は肩幅の2倍に開き、つま先を正面に向けて立ちます。
両手を空拳にして腰に置く
①右足つま先を45度内側にまわし、左足つま先を150度外側にまわします
②左膝を曲げて右膝は伸ばし左弓歩になります。
③右手を開いて前方へ向け伸ばし、左の肘を後ろへ引いて腰をまわし顔を後ろへ向けます
※かしまだ練功クラブでは後ろへ引く肘を優先して動かすように指導しています。
④準備姿勢にもどり、左足つま先を45度内側にまわし同じように動作を行います。
【今回の教室でのポイント】
動作の土台になる脚の動きが不安定だと上体にも無駄な力が入ってしまいがちです。
今回の教室では脚の動きを理解してもらうように指導を進めて行きました。
転体回頭の脚の動きは弓歩(ゴンブ)です。
どこが動いていると安定した弓歩ができるのかを知ってもらうために太腿を擦ってもらいました。
太腿の内側が伸びることと内側から外側へ開くように動かすことで安定した動きやすい弓歩になると考え指導をしました。
実際に動いていなくても、そのように動いている気を持てば動きはじめると考えています。
~11月23日(土)教室メニュー~
♪練功十八法(前段):音楽を掛けながら
○体のチェック(正座・馬歩):iPadにて撮影
○モウバンゴン(往復10回):馬歩の変化を見る(撮影あり)
○推手:一人でカタチを練習してから、2人1組で全員で行う
○モウバンゴン(往復5回)⇒中丹田と下丹田で呼吸を感じる⇒モウバンゴンの変化を見る
※モウバンゴンを行うときに理想としては下丹田から動き出すようにと考えています。
今回の教室では肩から動き出す人が多く見られたため中丹田と下丹田を意識してモウバンゴンをしてもらいました。
○足のマッサージ
♪練功十八法(後段):音楽を掛けながら
○(4-5)左右蹬腿を説明し全員で行う⇒一人一人行い今の動作の上達度を確認する。
※一人一人の動作をチェックするときに膝・踵の動きに注目して動作をチェックする。
○肩・股関節タッチをしてから(4-5)左右蹬腿を行い動作の変化を確認しました。
○体幹を整えるエクササイズにて体幹を整え(4-5)左右蹬腿の変化を見ました。
○体の変化を見る(馬歩・正座):撮影あり
☆11月23日(土)の教室では練功十八法(4-5)『左右蹬腿』(ズウオヨウドントエイ)に取り組みました。
日本語訳は「左右の脚を伸ばす」です。
【動作の目的】
左右交互に踵を蹴りだすことで、下肢関節を滑らかにして筋力を強化します
【動作の手順】
○準備姿勢
足幅は肩幅でつま先を正面に向けて立つ、手は親指を後ろに向けて両手を腰に置く
①左膝を上げ90度くらいまで曲げます、踵を外側に45度くらい傾けながら体の中心に蹴り出します
②左膝を一旦90度くらいまで持ち上げてから準備姿勢に戻ります。
③脚を変えて左右2回づつ行います
【今回の教室でのポイント】
今回の教室では(4-5)左右蹬腿をするときに体の中心を意識するように行ってもらいました。
体の中心に膝を上げてもらい、体の中心に踵を出すように行ってもらいました。
教室でこの動作をはじめた時点で膝を上げる方向と踵を蹴り出す方向がバラバラだったので中心を意識する練習をしました。
左右蹬腿は本当はこの先にポイントがあり今回はそこまでは指導出来ませんでした。
この動作のポイントは脚の裏側が伸ばせているかどうかです。
参加者の人たちは今回の教室はそのための準備だと考えて下さい。
◎次回の教室は12月の日曜日教室です。
【日時】12月1日(日) 午前10時から11時30分
【会場】幸スポーツセンター(第3研修室)
【参加費】3,000円(11月教室月謝でお支払いの方は1,000円)
【内容】その日の参加者の体調に合わせて動作を選び体調を整えるように指導をします。