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2019.10.21
練功のこと

リラックスするための…(10月19日の教室)

10月19日(土)の~気の体操教室~かしまだ練功クラブ

10月12日(土)の教室は台風19号のためお休みにさせて頂きましたので今回の10月19日(土)の教室が10月はじめての土曜日教室になります。
台風あとの1週間は教室に来た方も鍼灸院に来院された方も、皆さんいつも以上に体の緊張が強かったように感じました。
特に首肩の緊張が強かったように感じられました。
私の勝手な想像ではありますが、台風中は何かあってもすぐ動けるようにと、頭で考え首肩を緊張させて長時間気持ちが張って構えていた所為なのではないかと思いました。
これでは台風が去ったあとでも、すぐに気が上がってしまい、のぼせた状態になってしまうと考えられます。
今回の教室では緊張した身体を緩めて行くように意識して教室を進めてみました。

今回の動作である練功十八法(4-1)『馬歩推掌』マブトウイザンに取り組む前にカラダを緩めるエクササイズを行ってみました。
※馬歩推掌の日本語訳は「馬歩で両手のひらを同時に押し出す」です。

☆今回の教室でのカラダを緩める(リラックスする)ための取り組み

・動作前に『からだのチェック(正座)』と『馬歩のチェック』と一緒に『肩こりチェック』をして変化を見ました。



・スワイショウでカラダの中心軸を整えながら腰と肩を叩打してカラダを緩める。

・モウバンゴンで脚腰を動かし下肢の柔軟性と筋力アップを図りました。

・足のセルフマッサージで下肢の柔軟性と意識が下肢に行くように図りました。

・教室終わりにパートナーと軽い肩叩きと軽擦をしました。

※教室前半は参加者さんのカラダの緊張を強く感じたので上記のような感じで進めて行きましした。

☆教室の後半はいつものように、練功十八法の動作を順番に覚えました、今回の動作は先ほども言ったように『馬歩推掌』です。

~動作の目的~
・馬歩の姿勢で両手のひらを前に押し出すことで四肢関節の強化・鍛錬を行う。



~動作の手順~
・準備姿勢
両足は肩幅1.5倍に開く
つま先は正面に立つ
両手は空拳にして腰におく

①馬歩を作りながら空拳を虎口にするように手を開き、両手を内側に回しながら親指が下になるように腕を押し出します。
左右の中指が1㎝程度離れて向かい合わせになるようにします。

②準備姿勢に戻ります。

※1~2・3~4・5~6・7~8の号令で4回動作を行います。

~得気感~
手足の各関節、腕、大腿四頭筋に酸脹感がある
※腕も肩、肘、手首といった各関節に得気感



~動作のポイントと注意点~
・肘をしっかりと伸ばし両手の4本指を揃えて水平にする。
・股関節をしっかりと曲げる。
・腕を押し出すと膝が前に出やすいので気を付ける。
・腕に気を取られ爪先が開きやすくなるので気を付ける。
・腕を伸ばすときに肩に力が入り上がりやすくなるので気を付ける。

☆『馬歩推掌』の今回の教室での取り組みは
・動作をするときに馬歩を優先して作り、手の動きはあとから行う。
・馬歩は優先して作るが馬歩が完成する前に手も動かし馬歩と一緒に手の動きも完成させる。
・肩に力が入ることを解消するために壁腕立て伏せをしてから(5回程度)馬歩推掌を行ってみる。

馬歩推掌に限らず、私は腕の動きに力が伝わっていないと肩に力が入ってしまうと考えています。
簡単に言うと腕の筋肉が使われていないから、腕を使おうとするときに肩に力が入ってしまいます。
そこで馬歩推掌をする前に腕がチャンと使えるように壁腕立て伏せで肘を伸ばす縮めるために使われる筋肉を使えるようにしてから馬歩推掌を行いました。
結果は皆さん良い方向に変化したように見られました。

次回10月26日(土)の教室は練功十八法(4-2)『歇歩推掌』シエブトウイザンを行います。
日本語訳は「歇歩して手のひらを押し出す」です。
複雑な動作で覚えるのは難しい動作です、時間がある方は参加してカラダに覚えさせて下さい。
音楽を掛けて気持ち良く練功をするには、繰り返し練習をしてカラダに覚えさせるしかありません。


台風19号から1週間が経ち色々な情報が耳に入って来て、この近辺も本当に被害が大きかったのだなあと思いました。
被災した方には、早くいつもの日常が戻るようにとお祈りしています。














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