1月10日(土)教室の振り返り
1月10日の教室に参加していただいた皆さんは、お正月を比較的摂生して過ごされていたせいか
意外にも全体的に調子の良い状態で教室を迎えられたように感じました。
今回の教室では、参加者同士が協力しながら「中心軸」を作っていくことをテーマに進めていきました。
中心軸はただ自分の中心を見ることで作られるものではありません。
周囲との関係を感じ、知ることで、はじめて自然に現れて来るものだということは伝わったでしょうか。
【今回の動作指導】
取り組んだのは
(2-2)転腰推掌(ズアンヤオトウイザン)
日本語では「腰をまわして、手のひらを押しだす」という意味の動作です。
「転腰推掌」の意味
・転=まわる・回転する・向きをかえる
・腰=こし
・推=おす、押し出す、推し進める
・掌=手のひら
〇転腰=腰をまわす
〇推掌=手のひらで押す
※腕で押す動作ではなく、腰の回転によって生まれた動きと力と動きを掌へと伝えることがこの動作の本質です。
【準備姿勢】
・両足は肩幅に開き、つま先は正面に向けて立つ
・両手は空拳にして腰に置く
【動作の順序】
G1:上体を左へ回転させながら右手の空拳を少しずつ開く
右手のひらを前へ押し出すようにして立掌にする。
同時に左空拳の肘をまっすぐ後方へ引き、右腕と一直線になるようにする。
(空拳はつま先側、肘はかかと側を向く)
腰の回転とともに、顔は左から後方に向ける。
G2:準備姿勢にもどる。
G3~G4:G1~G2の動作を左右逆にして行う。
G5~G8:G1~G4を繰り返す。
※G1 ~G8は練功十八法音楽号令1~8という意味
〇動作中の身体感覚
身体をまわし、手のひらを押し出したときに、首、肩、背中、腰に突っ張るような感覚(酸脹感)が生まれる。
【動作のポイント・注意点】
・後ろに引いた肘が背中側に回り込まないようにする。
・引いた側の肩が上がらないように注意する。
・前に押し出した手の方向へ上体が傾かないようにする。
・肩に力が入ると腰の回転がまわらなくなる。
【適応症】
・首、肩、背中、腰の痛み、重だるさ
・腕、足のしびれ
・筋肉の萎縮に伴う不調
【教室での取り組み】
1.現在の(2-2)を確認したあとにスワイショウ(50回)を行い、再度(2-2)を実施して変化を確認
→腰の柔軟性が転腰推掌にとって重要であることを体感してもらうため
2.パートナーに肩関節・股関節・首(第7頸椎)から肘までの長さを手のひらで触れてもらい、自分の身体の大きさを認識してから(2-2)を行う
→身体の大きさを感じることで中心軸を探しやすくなることを体感してもらうため
3.下丹田(下腹部)・中丹田(胸の中心)の緊張を呼吸でゆるめたあと、パートナーに肩・股関節・首~肘を触れてもらったあとに(2-2)を行う
→触る側の人の「在り方」が、動作を行う側の人にどのような影響を与えるかを感じてもらうため
〇まとめ
今回の教室は冒頭で触れたように、皆さんが比較的良好なコンディションで参加できた回だったと思います。
そのおかげで、少し踏み込んだ内容で動作指導ができたのではないかと感じています。
身体の大きさを「教える」側が積極的になりすぎるほど、教えてもらう側はかえって緊張をしてしまう。
一方で教える側がフラットな気持ち(平常心)で触り、相手が気づくのを待てたときは転腰推掌はとても良い状態で行なえていたように見えました。
教える側も、教えられる側も、同じくフラットな気持ちでいられたとき、教室に流れる”気”は自然と良い状態になる。
そんなことをあらためて感じられた教室でした。