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2026.07.15
練功のこと

(4-1)馬歩推掌(2026/07/11)

〇教室の振り返り

今回の参加者の人たちは腰にいつもより強い歪みが見られました。

急に暑くなり冷房に入る機会が増え足腰が冷えているのかもしれませんね。

馬歩で腰の歪みを腰を整えながら、下半身の安定が手の動きにどのような影響を与えるのかを繰り返し確認するきょうしつでしたね。

 

【動作指導】

今回取り組んだ動作は

(4-1)馬歩推掌(マブトウイザン)

日本語では「馬歩で両手のひらを押し出す」という意味になります。

 

「馬歩推掌」の意味

 

馬=馬、馬に乗る、力強さ、安定した姿勢

 

歩=歩く、足の運び、構え、脚の置き方、構え方

 

推=押す、前へ送る、突き出す

 

掌=手のひら、掌(てのひら)で打つ、押す

 

〇馬歩=馬に乗るような構え、両脚を開いて腰を落とした(武術・気功)基本姿勢

・両脚でしっかりと地面を支える、下半身の安定、重心を落とす

 

〇推掌=手のひらで押す、掌を前に押し出す技法

・足→脚→腰→背中→肩→腕→掌と力が連続して伝わることを表している。

 

◎馬歩推掌

直訳すると「馬歩の姿勢で掌を押し出す」という意味になります。

“下半身でしっかりと支えられていると上半身は力まずに自然な力が発揮できる”ということを表しています。

 

【準備姿勢】

・両足は肩幅1.5倍に開き、つま先を正面に向けて立つ。

・両手を空拳にして腰におく。

 

【動作の順序】

G1:馬歩にしながら手を開き、両手を内側にまわしながら親指が下になるように前方に押し出す。

左右の中指が約1㎝離れて向かい合わせになる。

 

G2:準備姿勢にもどる。

 

G3G4G5G6G7G8G1G2の動作を繰り返す。(計4回)

 

G1G8は音楽号令18という意味

 

〇動作中の感覚

手首、肘、肩、大腿四頭筋に気持ちの良い痛み(酸脹感)がある。

 

【動作のポイント・注意点】

・肘をのばし、両手の4本指をしっかり揃えて水平にする。

・股関節をしっかりと曲げる。

・下半身は膝がつま先より前に出たり、つま先が開いたりしない。

・上半身は力みやすく肩が上がりやすいので注意する。

 

【適応症】

・足腰の衰えを予防

・四肢の関節痛(手首、肘、肩、膝の重だるさ・痛み)

 

【教室での取り組み】

①馬歩推掌を練習(動作確認)→立って(4-1)の腕の動作だけ→イスに座って腕の動作だけを反復練習

②馬歩(7秒掛けて上げ下げ&馬歩維持)を5回のあとに(4-1)の変化を確認

③両手を前に押し出し上にあげ、左右に広げて腰に空拳にもどすを5回のあとに(4-1)の変化を確認

④モウバンゴン(2分間)したあとに(4-1)の変化を確認

⑤足首・足指回し、セルフ脚マッサージを行い(4-1)の変化を確認

 

〇取り組みの意図

・①は下半身の状態が変わること(座位・立位・馬歩)で腕の動きに変化があるかを感じてもらいました。

・②④は下半身の筋力が高まることで(4-1)がどのように変わるかを感じてもらいました。

・③は肩回りの動きに柔軟性が付く(緩まる)ことで(4-1)がどのように変わるかを感じてもらいました。

・⑤は脚の柔軟性や安定性が高まることで(4-1)がどのように変わるかを感じてもらいました。

 

〇まとめ

今回の動作は馬歩がどれだけ充実するかで、動作の完成度が決まる動作です。

あと手の動きの質が高ければ高いほど効能の得られる動作だと思います。

手の動きは肘を伸ばす・肩に力を入れない・4本指を揃えて親指を開く(虎口)・押す手は水平にする。など色々な要求が(4-1)にはあります。

全部を一遍に行うのではなく、先ずは4本指を揃えることを意識して動き、そこから一つ一つ出来ることを増やして行くようにしましょう。

冒頭にも書いたように今回は参加者のみなさんにいつもより腰の歪みが見られました。

こういうときこそ、馬歩で身体の土台を整えることが大切です。

馬歩はすべての動作の基本になります。

日頃から少しずつ練習を続けてみてください。



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