8月10日(土)の気の体操教室 かしまだ練功クラブ
今回の教室では練功十八法(3-2)『仆歩転体(プブズアンテイ)』に取り組んで教室を進めました。
『仆歩転体』は臀部、脚の2番目の動作で日本語訳は「仆歩にしてカラダをまわす」です。
※『仆歩』とは片脚だけ膝をまげて、反対側の脚は伸ばした状態で立つこと
~動作の目的~
片膝を曲げ、腰をまわすことで
・脚の筋肉の強化
・骨盤のゆがみを修正
・脚の関節の動きをなめらかにする
~動作の手順~
・準備姿勢
足幅は肩幅の2倍、つま先は正面に向ける
両手は腰に置き、親指は後ろにむける
①左膝を曲げた状態(仆歩)でヘソを左に約45度向け上体をまわす。
※上体はおヘソの向きと同じだけしか動かない
②準備姿勢にもどる
③右膝を曲げた状態(仆歩)でヘソを右に約45度向け上体をまわす。
④準備姿勢にもどる
○左右の動作を2回づつ行う
~動作のポイント~
注意点は仆歩のときに曲げている膝に体重を掛け過ぎないこと
体重を掛け過ぎてしまうとヘソを45度伸ばしている脚の方に向けるときに
膝が内側に入ってしまい膝に負担が掛かり膝を痛くしてしまいます。
腰から下肢の力みで内転筋が緊張し動かなくなっている為に膝が内側に入ってしまいます。
写真は左膝を曲げた仆歩(プウブウ)
教室では膝を曲げた脚だけに体重を掛けるのではなく
伸ばした脚にも意識をつくるために壁を使って仆歩つくりをしました。
壁を使うことで左右両方の股関節に緩みをつくり内転筋を緊張させずに
腰の回しやすい状態を体感してもらいました。
私個人の考えですが
とにかくおヘソから動かすように意識して『仆歩転体』をしてもらえればと考えています。