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2019.08.21
練功のこと

センターを作る(8/17教室)

8月17日(土)の気の体操教室 かしまだ練功クラブ

今回の教室では練功十八法(3-3)『俯蹲伸腿(フウトンシエントエイ)』に取り組んで教室を進めて行きました。
『俯蹲伸腿』は臀部、脚の3番目の動作で日本語訳は「膝を屈伸させ下腿を伸ばす」です。



~動作の目的~
・足腰をゆるめ、緊張状態を取り除く
・左右の脚の筋肉をバランスよく筋力強化する

~動作の手順~
・準備姿勢
両足を揃えて、つま先を正面に向けて立つ
両手は自然にたらす

①両足は伸ばしたまま、上体を前に倒し両手を膝にあてる、顔は斜め前方を見る
②手を膝に置いたまま膝を曲げてしゃがみこむ、お尻を踵に付けるようにしゃがむ
③左手を下に両手を足背の上で重ねて、腰を上げ脚をまっすぐに伸ばす
④両手のひらを向かい合わせにして、上体をおこし準備姿勢にもどる
⑤同じように動作を行い、2回目は右手を下に足背に手を置き動作を行う

~動作のポイント~
・上体を前にたおすときや脚を伸ばすときは膝を曲げない
・踵は床から離さないようにする
・準備姿勢にもどるときに手が脚を触らないようにして自然に戻す
・血圧の高い人は、しゃがんでいる状態から腰を上げるときは、ゆっくりと上がるようして顔は正面に向ける

~適応症状~
・坐骨神経痛
・足腰の痛み・だるさ・冷え
・股関節や膝関節の老化現象
など

~教室での取り組み~
今回の教室では動作を行うことで、左右バランスの良い足腰の筋力強化を心掛けて指導を行いました。
・『俯蹲伸腿』を行う前に自分の肩関節・股関節・首から肘までの長さを感じて『俯蹲伸腿』を行い変化を見てみました。
☆自分の端を認識することで自分の大きさを自覚し、そのことで自分の中心をイメージしやすくしてみました。
・そのあと部屋の角の正面に立ち両手のひらを合わせ部屋の角の直線を3回なぞり『俯蹲伸腿』を行いました。
☆自分の中心軸(センター)を認識するために部屋の角を使ってイメージしました。

○体のセンター軸をイメージできるように指導を進めてみました、そのことで『俯蹲伸腿』がしやすくなった人もいれば、反ってやりづらくなった人もいました。
普段から左右のバランスが悪く自分のクセで動作を行っている人は辛い『俯蹲伸腿』になったと考えられます。
『俯蹲伸腿』がやりやすくなった人はセンター軸を認識することでセンター軸が整い無駄な力が抜けてやりやすくなったと考えられます。
左右のバランスが悪くやりづらくなった人は繰り返し『俯蹲伸腿』を行い、左右の脚の筋肉力をバランスよくするとセンター軸を意識してもやりづらくならないと考えられます。
センター軸のイメージを先に作り、繰り返し行うことで体のセンター軸も養われて行くと考えています。
自分にも言い聞かせるようになりますが、継続して行うことがセンター作りには大切なことだと思います。

私も20年以上練功をしていて、この動作ではまったく動作を感じる余裕が持てません。
先ずはセンター軸を作る前に動作を感じる余裕作りからですね。




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