8月24日(土)の~気の体操教室~かしまだ練功クラブ
8月24日の教室では練功十八法(3-4)『扶膝托掌(フウシトウザン)』に取り組みました。
臀部、脚の4番目の動作で日本語訳は「膝を支えて手をかざす」です。
馬歩をしながら左右の手を交互に真上にあげる動作です。
~動作の目的~
・大腿四頭筋の強化
・足腰、膝を鍛錬して、首肩の筋肉をゆるめる
~動作の手順~
・準備姿勢
両足は肩幅1.5倍に開いて立つ
つま先は正面
両手は自然にたらす
①上体を前に曲げて、右手を左膝にあてる。
②馬歩を作りながら上体をまっすぐ起こして左腕を托掌にしする。
眼は左手の甲を見る。
このとき右手は膝から股関節まで内腿を擦り移動する。
③左手をおろしながら上体を前に曲げ、膝をのばして、おろした左手を右膝にあてる。
右手を正面中心に持て来る。
④馬歩を作りながら上体をまっすぐ起こして右腕を托掌にする。
眼は右手の甲を見る。
このとき左手は膝から股関節まで内腿を擦り移動する。
⑤右手をおろしながら上体を前に曲げ、膝をのばして、おろした右手を左膝にあてる。
左手を正面中心に持って来る。
○上記の流れで左右の動作を2回づつ行う。
~動作のポイント~
・手をあげるときに肘を伸ばす
・頭上の中心で托掌を作る
・動作をするときに左右に重心が振れないようにする
~適応症状~
気力、体力の衰え
運動不足解消
首肩腰脚のダルサ・冷え
に有効
~教室での取り組み~
今回の教室では手の基本動作の『虎口(フウコウ)』をしっかり作ることと体の中心を感じることで、『扶膝托掌』のときに体が左右に振られない動作ができるように指導を進めてみました。
土台である『馬歩』が出来ていないと、動作中の手の形(虎口)をしっかり作ったり、肘をしっかり伸ばしたりすると余計に『扶膝托掌』が左右に振られやすい動作になります。
以前に気功体操の師匠から『扶膝托掌』という動作は陰陽を表していると教わりました。
そのように考えると動作の崩れは陰陽のバランスの崩れとも考えられます。
左右の動きが同じようになるように練習して行きましょう。
それには何事にも動じない『土台』が重要です。
今回は報告が遅くなりすいませんm(_ _)mでした。