10月26日(土)の~気の体操教室~かしまだ練功クラブ
今回の教室では練功十八法(4-2)『歇歩推掌(シエブトウイザン)』に取り組んで教室を進めました。
日本語訳は「歇歩して手のひらを押し出す」です。
はじめたばかりの方にはすごく難しい動作だと思います。
動作というのは基本は他人の動作を見て真似して覚えて行くものなのですが、見て何をしているのかが分からず真似することができない状況だとなかなか動作は覚えられないものです。
この歇歩推掌は、まさにそのような動作です。
音楽を掛けて練功十八法をしても、音楽での動作の際中に戸惑ってしまえば、練功後のリラックス度は下がると考えています。
練功後の気持ち良さを得るためには出来る出来ないに拘わらずに、先ずは覚えてしまい音楽に乗ることです。
動作の完成度はあとから段々と上げて行けば良いことだと考えています。
今回の教室でも覚えることを意識して指導を進めてみました。
練功十八法(4-2)『歇歩推掌』シエブトウイザン
~動作の目的~
・下肢関節の屈伸機能の強化と柔軟性を養う。
~動作の手順~
①準備姿勢
・両足は肩幅に開きつま先を正面にして立つ
・両手は空拳にして腰におく
②右足のつま先を踵を軸に内側へ45度まわす
③左足のつま先は踵を軸にして外側へ180度まわす
※ここで一旦、膝を伸ばし下肢関節に得気感(軽い痛み)を感じ関節の位置を知る
④右足のつま先を軸にし踵をまわす
⑤右膝を内側に入れ左足と交差させる(上体は準備姿勢から見て後ろを向いている)
⑥右腕を伸ばしながら手のひらを立掌にして押し出す、左腕は肘を引き手のひらは空拳にしながら腰を下げる
※後ろ脚の右足に腰掛けるように腰を下ろして行く
◎左右を逆にして『歇歩推掌』を行う
~酸脹感・得気感~
・四肢関節:特に足首と膝に感じる
~動作のポイント~
・肩の力を抜く
・手を伸ばしている方向などで自分の体がどちらを向いているか注意する
・下肢を優先して動かす
☆今回の教室での動作の取り組み
先ほども言いましたが、この動作は観ているだけでは何をしているのか分からない動作です。
教室での取り組みは『取り敢えず、覚える!』です。
足の運びを覚えて動作がスムーズにできるように繰り返し練習しました。
あと肘を引く腕と腕を伸ばす腕を反対にしてしまう間違えも、ときどき見られます。
とにかく覚えて下さい、どんな動作もそこからがスタートです。
『歇歩推掌』は関節を固めて緩めるの繰り返しだと私個人としては考えています。
固めて緩めるの繰り返しで自分の関節の位置を自分で知ることが出来ます。
自分の関節の位置を知ることで動きがスムーズになり、動作の質もあがり効能も得られると考えています。
関節を伸ばした酸脹感・得気感(痛み)を大切に練功をして下さい。
次回の教室は11月日曜日教室(11/3)を幸スポーツセンターで行います。
動作はその日の参加者の体調に合わせて選びます。
ではまた来週に…